頭から花を出す
- 雪絵 後藤
- 2014年4月28日
- 読了時間: 2分
これは
知人と極々他愛ないやりとり、
「慣用句をどれだけ知っているか?」
から発展したものである。
お互いの知識を並べ、そろそろ尽きたかなと思う頃、
「ありそうでなさそうな慣用句を言ってみよ、はいっ!パン!」
いきなり知人は先手必勝と言わんばかりの勢いでどんどん慣用句もどきをこさえていく。
すっかり猫騙しをくらったわたしは焦りながらも咄嗟に呟いた。
すると、
「それどんな意味?」
知人は出鱈目慣用句の意味まで尋ねてきたのである。
もうこうなればいかに相手の納得のいく言葉で応戦しドヤ顔ができるかになってくる。
深海のように深く深く、美しき意味を述べなけれ…ば……ば……ば………(リバーヴ)。
それから数ヶ月が経ち
偽物慣用句合戦のことなどすっかり忘れてしまっていた。
ちょうどその頃
新しいホームページを作ってもらうという話が浮上し
「一度ウェブ上でエッセイを書いてみればどう?」
と、先輩シンガーソングライターに背中を押されていた。
以前から相談をし書いてみたかったわたしだったのだが
自信などあるはずもなく。
実現させようとするビビビ直感を鈍らせていた。
そう、まさにそのときである。
【頭から花を出す】
新しい発想
あーそんなことを言ったなとふと思い出した瞬間、
「もしも汚い花になってもトリカブトのような毒を吐いて嫌われてもしっかり自分の言葉で書いてみよう。そのうち綺麗な花が咲くかもしれない!」
そういう考えからエッセイのタイトルにしたのである。
そんなわたしは今ドヤ顔をしている。
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