Gのノロイ
- 雪絵 後藤
- 2015年5月24日
- 読了時間: 2分
大好きな春がわたしはもう旅に出なくてはと手を振っています。
行かないで!でもさよならっ!と、木綿のハンカチーフを掲げなくなく挨拶をし、
ものすごく悲しい気持ちの方が勝つのに
部屋では、もしも家来がいたならば何人がぱたぱたと団扇で扇いでいるのか?とつい妄想してしまう機械。
即ち、扇風機殿にお世話になりつつ
どうして昨夜はセブンイレブンのキウイのアイスクリームが売ってなかったんだろう
ちくしょうちくしょうという思いを秘めながらこちらを書いています。
さて、気候のボルテージがムラムラ高まってくると
体中のあらゆる汗がダラダラ放出し
居酒屋さんの厨房では見えない熱気がモワモワ
そしてお目にかかるのがいつもカサカサしているあれだと思うのですが
決してその話をするわけではなく、自分の苗字の話をするなどと誰が予期したでしょうか。
わたしの苗字は後藤なのですが、物心ついたころからこれに怯えています。
いや苗字というよりもそもそも「Y.G」というイニシャルの響きにとてつもなく嫌悪感がありまして。
幼き頃、ふとテレビをつければ、買い物へ行けば下着のメーカー会社と同じだし
学生の頃はイニシャルトークをすればすぐにバレるという欠点がありました。
だって例えば「N」だったらいくらでも選択肢があるわけじゃないですか。
「G」ですよ。具志堅、権藤、ガガーリンぐらいじゃないですか。
一発KOですよ。(あ、もしかしたら「K.O」ってイニシャルの方もいやだったのかなぁ。)
それに年齢は前後しますが
幼稚園で幼馴染みの男の子に「お前はごが付くからゴリラや!」
という、まことにどうでもよく納得できない理由でくだらない渾名が付けられ
それが中学まで増殖し浸透するというミラクルまで起こしたのです。
今思えば友人を作るきっかけにもなったのですが
その当時は乙女ですよ。
あ、もとい。勝ち気なわたしには呼ばれることが悔しくて悔しくて。
教室で追いかけ回していたのをよく思い出します。
ただ、未だに苗字で呼ばれることが距離を置かれているというか
抵抗があるのでどうかどうか名前で呼んでくださるか
もしくは「S」とか「T」とかいった名前の方のところへ嫁ぐかですよね。
しかし、まだまだ細かいことに傷付いているようでは
「後藤雪絵は青かった」
ということになりますね。
これはガガーリンの名言です。(違う。)
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