両親の良心。何を隠そうわたくし、生まれだけ鹿児島なのであります。 1982年の冬、この地で珍しく雪が積もったのだそうで。 「なごり雪のように純真に育ってほしい。」 などというメルヘンチックな両親の欲念を 入学式の新入生代表挨拶のようにしっかりとした口調で春の息吹に返事をし...
頭から花を出すこれは 知人と極々他愛ないやりとり、 「慣用句をどれだけ知っているか?」 から発展したものである。 お互いの知識を並べ、そろそろ尽きたかなと思う頃、 「ありそうでなさそうな慣用句を言ってみよ、はいっ!パン!」 いきなり知人は先手必勝と言わんばかりの勢いでどんどん慣用句もどき...